「プラモデルの合わせ目消し」についてやり方、注意点を解説します。
超簡単な概要
接着剤塗ってプラを溶かして接着、その後接着痕をきれいに整える。
やってることはこれだけです、詳しくは続きをどうぞ。
はじめに
ガンプラの本なんかでは当然のテクニックみたいに紹介されてますが、合わせ目消しは普通にプラモデルを組み立てるのに必須テクではありません。あくまでよりキレイに仕上げるための技術です。そこのところを踏まえながら以下をお読みください。
必要な道具
接着剤
通常タイプ、流し込みタイプどちらでも大丈夫です。
やすり
後処理に使います。
プラモデル用の接着剤を使いましょう。プラ用途以外の接着剤は白く残ったり、割れの原因になったりします。
手順1.合わせ目を消したい個所を選定する
当たり前だろ!と思うかもしれませんが、失敗するとリカバリーが難しいので落ち着いて合わせ目を消す場所を選定しましょう。
入り組んだモールドがある場所ではうまく後処理が行えず、逆に見た目が悪くなってしまうことがあります。また、塗装の関係で接着が難しい場所もあります。他にも合わせ目を目立たなくする方法はあるので、難しい合わせ目は接着を諦めて他の方法で処理するのも時には大切です。
手順2.接合面に接着剤を盛る
くっつけたい面に接着剤を盛ります。ちょっと多いかなくらいに盛ってやるといいですね。
今回はタミヤセメントを使用しています。流し込みタイプのサラサラ接着剤の場合はパーツ同士に少し間をあけて間に流し込みます。どちらのタイプでも合わせ目を消したい場所に接着剤を塗るというのは変わりません。
ポリキャップなど可動部位に接着剤がつかないように注意しましょう。特にサラサラなタイプを使う場合は接着剤が流れ込んで動かなくなってしまった、とならないように。
手順3.1分ほど待った後2つのパーツを接着
接着剤を盛った後すぐに接着するのではなく少し待ってからの方が合わせ目は消しやすいです。なぜかというと接着剤がパーツを溶かしているからです。パーツ溶ける→接着→一体化となるわけです。
ぐっと2つのパーツを接着します。きっちり組んでこのとき塗った接着剤が少し外にはみ出るくらいがちょうどいい量です。
パーツがずれないように注意しましょう、少しずれたくらいならリカバリーできないこともないですが、超大変です。
手順4.はみ出した部分の接着剤を削る
良く乾燥させたら、はみ出した接着剤を削ります。デザインナイフ、ヤスリ等使って綺麗にならしましょう。ここはパーツのバリ取りと同じ要領でOKです。
複雑な形状のパーツだとこの作業が大変になります。
しっかり乾燥させる時間を取りましょう、乾燥前に削り始めると接着剤がはがれてしまったり、ヤスリに接着剤がくっついたりして後処理が大変になります。
完成
はい、合わせ目を消すことができました!
合わせ目消しができると、それまで敬遠していた古いキットを作るのが楽しくなるのでぜひ試してください。
以上、合わせ目消しについての解説でした。
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